鳳凰小屋は、別名を花の鳳凰小屋と言うほど、小屋の周辺をはじめ、登山道にも色とりどりの花々が咲き誇ります。小屋周辺は7月〜8月にかけて、鳳凰山に咲くだいたいの花を観る事ができます。7月はキバナノアツモリソウが特におすすめ!8月は小屋の周りをぐるっと囲む勢いで咲き乱れるヤナギラン!さまざまなピンク色のタカネビランジ!そして、この山にしか咲かない、ホウオウシャジンの何とも言えない紫色は美しい。何種類、咲いてるのかをじっくりと観察するのもおすすめです!咲き乱れる花畑で時間を忘れて過ごしみてはいかがでしょうか?
深い森を要する山で優しく包みこまれた天の恵みが、赤抜沢の頭より湧出し、鳳凰小屋の前を清らかに流れています。季節を問わず流れる大量の水は、山からの最高のプレゼント。一口含めば、ほっと一息。登ってきた疲れも癒されるかな。沢では、冷たい水に汗を流してさっぱり。夏には水鉄砲を持参した学生さんのはしゃぐ声が聞こえたりします。
さっぱりした後は、清流にキンキンに冷やされたビールで乾杯!
沢に突き出した鳳凰小屋のデッキからの眺めは格別。山の中に広がるこの場所だけは不思議と時間がゆっくりと流れているようです。夏には溢れんばかりに生い茂る緑と色とりどりの花々。秋には真っ青な空とナナカマド、ダケカンバを中心とする紅葉。季節ごとに違う絵画のような世界を楽しんでる気分になります。お気に入りの一枚を探してみてはいかがでしょうか?
鳳凰小屋から1時間ほどの賽の河原。たくさんの子授けの地蔵がお出迎えしてくれます。今でも、子授けの文化は続いていて、年に何人かはお地蔵さんを持って帰るそうです。そして最高の笑顔でまたこの場所に帰ってくるのです。夏の時期のこの場所は、真っ白な砂と果てしない青空がまるでビーチに来たような気分になります。正面には甲斐駒ケ岳が広がります。
賽の河原から5分。登りきった瞬間に眼前に広がる果てしない山々。北岳をはじめとする南アルプスの山々は圧巻!広大な眺望の中にたたずむ自分、静寂に身をゆだね、のんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
鳳凰三山の中でも、際立って美しい地蔵岳の頂上。白砂を土台に天に突き出している岩は天空の城のよう。夏には花畑に囲まれるこの場所は、鳳凰山一の美しさ。高さ18メートルの岩からなる頂上は、あまりおすすめは出来ないのですが、登る人もいるようです。
鳳凰小屋周辺の紅葉は色が豊富。9月下旬から10月の連休にかけてナナカマドの赤、ダケカンバの黄色、唐松の黄色、シラビソなどの緑。それぞれが競い合発色する様は圧巻!鳳凰小屋の標高は約2400メートルありますが、頂上付近まで、樹林帯が続くのはこの山ならでは、鳳凰小屋の庭に座ってじっくり眺めてみてはいかがでしょうか。
鳳凰小屋から御座石鉱泉方面に5分ほど行くと、とびっきりな美人富士に出会えます。右手には観音岳、下にはドンドコ沢が流れるこの場所、座れる岩もあるので、夕方にちょこっと訪れて、徐々に赤らんでいく富士山をぼーっと眺めるのも良いものです。
鳳凰小屋からドンドコ沢コースを下ること30分。鳳凰三山の滝の一つ五色ノ滝があります。滝の落差は70メートル。滝つぼまで近づいて、五色ノ滝の下にある岩に座り、滝の音に耳をすましながら、マイナスイオンたっぷりのさわやかなミストを浴びれば登山の疲れも癒されます。岩に寝そべって、滝を見上げるのもまた違った景色を楽しめます。
秋になると、とにかく楽しい。山のいたるところが賑やかになり、鳳凰小屋まで登ってきながら、手当たり次第キノコ狩りをしてきてみては。標高ごとに色々なキノコが楽しめます。オーナーが選別してくれて、運が良ければお料理までしてくれます。さっと醤油をたらしてなんてのは最高の御馳走です!自分の採ったキノコがこんなに美味しいなんて感動してくれるお客さんもいます。
鳳凰小屋の1階にある談話室。昔ながらの掘りごたつ、消し炭の優しい温もりはなんともいえません。夜になれば、ランプの淡い灯りが広がり、そこに集まる人々の笑い声が絶えません。山の話はもちろん、名物オジサンがギターを片手に、懐かしい歌を唄ってくれたりと、とにかくこの談話室は鳳凰小屋の大切な宝物です。